写真や動画の細かい加工にはペンタブを使用しているのですが。
現在使用しているのはワコムの「Bamboo MTE-450」で、発売は 2007 年のためすでに 10 年が経過しています。
Windows 7 まではドライバが提供されていましたが、Windows 10 向けにはドライバが提供されておらず非対応扱いになっています。
windows 7 のドライバで動かせなくはないのですが、ランプが壊れて点滅してたりするのでそろそろ買い替えようかなと。
そんなこんなでワコムのペンタブを Amazon さんで眺めていたわけですが・・・
やはりお高いんですよね。
どうせ買い替えるなら今より大きいサイズがいいけれど、そんな頻繁に使用しないのに2万円も出す気にはなれない。
で、色々見ていて目に留まったのが今回の Ugee の「M708」。
Ugee について調べてみたところ、安価なペンタブとして有名なメーカーなようで、この他にも安価なメーカーとしては HUION や XP-PEN がありました。
なぜ Ugee にしたのか
安価なペンタブの有名どころとしては Ugee、HUION、XP-PEN があるわけですが。
Amazon で見ると3社とも 6,000 円~ 8,000 円程度で販売されています。
そんな中で Ugee を選んだ理由は単純に”値段”と”デザイン”。
まず”値段”はタイムセールで 6,299 円 が 5,354 円になっていたから。
自分が見た限り、その時点では同サイズ内で最安でした。
”デザイン”に関して、まず HUION は好みではありませんでした。
商品写真からなんとなくチープさを感じました。
では XP-Pen はどうなのか?
実は Ugee の M708 は OEM 製品のようで、XP-Pen から「Star03」という商品名で全く同じ外観の物が販売されています。
しかし、Star03 にはデカデカと XP-Pen のロゴが入っていてちょっと見栄えが悪い。
そんなこんなで Ugee の 「M708」を選びました。
開封
予想以上にしっかりした箱に入っていました。
中もしっかり梱包
付属品はきっちり収められ、本体の表面には保護用フィルムが貼られています。
現在使用している「Bamboo MTE-450」とのサイズ比較。
横幅が倍ぐらいのサイズがあります。
接続は microUSB の TypeB。
ペンは電池が必要です。
電池が必要だなんてちょっと面倒だなと思ったのですが、どうやら電池が必要ないタイプのペン(電磁誘導式ペン)を使ったペンタブはワコムが特許を持っているらく、他のメーカーは製造・販売できないんだそうな。
まぁそれなら致し方ないか。
今回のセット内容としては、本体、ペン、ペン立て(換え芯8本入り)、microUSB(TypeB) ケーブル、換え芯8本、説明書、ドライバの入った CD です。
換え芯が全部で 16 本もあるので、たぶんこのペンタブが壊れるまで換え芯で困ることはないでしょう。
自分が購入したショップ以外にも Amazon にはいろんなショップが色々なセット内容で出品しており、中には手袋などが付属する物もあります。
また、今回はブラックを買いましたがホワイトもあるようです。
ドライバは付属していた CD のものをインストールしましたが、問題なく認識されました。
設定画面はこんな感じ。
色々設定できるようですが、自分は特にこだわりがないのでデフォルトのまま使います。
使ってみてちょっと残念だったこと
- ペン先が引っ掛かる
-
最初使った時、ペン先が引っ掛かって「キィィィィィーッ」という甲高い引っ掻き音が響きました。
この音が嫌いな人にはちょっと地獄・・・
何回か使うとペン先が丸くなって音はしなくなりました。
この音が苦手な人は事前にペン先を少し慣らしておく方がいいかもしれません。
- ペン先が沈む
-
ペン先が沈みます。
レビューに書かれていたのですが、絵を描く人にとっては描き心地が悪く不快なことがあるようです。
自分にとってはそんなに不快ではありませんでした。
沈み具合を撮った動画を GIF 画像にしたので載せておきます。
電池を入れなければいけないためなのか、ペンは少し太めです。
「Bamboo MTE-450」に付属してくるペンと比較するとこんな感じ。
見た目的にはあまりわからないかもしれませんが、持ってみるとそこそこ違いを感じます。
自分はそんなに気になりませんが、手が小さい女性とかは気になるかもしれません。
もっと安物っぽい感じなのかなと想像していたのですが、思いのほか使い勝手が良くて驚きました。
ただ、色々な面で WACOM には敵わないと感じる部分もあります。
特に電導誘導式ペン。
WACOM のペンタブレットが高いのはそれなりの技術が詰め込まれているからです。
そういった技術に妥協できない人は WACOM 製のペンタブを買うことをオススメします。
でも自分の様に使う頻度が少ないからあまり高価な物は買いたくないとか、なんとなくデジタルイラストを描いてみたいから安い物を探しているような人には良い選択肢になるのではないかと思います。