ソニーが投資家やアナリスト向けに行う説明会「Sony IR Day 2017」が5月 23 日開催されました。
映画・音楽、ゲーム、モバイル、イメージング(カメラ)、サウンド(音響)、半導体などの分野ごとに説明が行われたようなのですが、もちろん自分が気になるのは「モバイル」。
難しい部分は抜きにして、今後の販売動向を見てます。
プレミアムスタンダードは廃止
去年のフラグシップである「Xperia X Performance」「Xperia XZ」は海外でもそれなりに売れたようですが、プレミアムスタンダードという微妙な位置づけの「Xperia X」「Xperia X Compact」の売れ行きはいまいちだったようです。
ドコモから発売された「Xperia X Compact」は 85 %と上々ですが、海外では「Xperia X」「Xperia X Compact」合わせても 31 %だけ。
海外の値段を見てみると、フラグシップの「Xperia X Performance」が約9万円、ミッドレンジの「Xperia XA」が約4万円とはっきり分かれているのに対して「Xperia X」は約8万円。
フラグシップとの差が約1万円程しかなく、それでいて高性能とは言い難く、ものすごい中途半端な感じが否めません。
これならば迷うことなくフラグシップを買うでしょう。
今年中に2台のフラグシップが登場
表を見るとわかりますが、今年のフラグシップ部分に「New」の表記が2箇所あります。
どうやら今年中にあと2つのフラグシップが登場するようです。
Compact モデルは終わらない?
Z3 シリーズ以来(日本では Z1 シリーズ以来)秋に Compact モデルが登場するのが恒例となっていますが、一部では”プレミアムスタンダード廃止に伴い Compact も終了”との意見も。
しかし、フラグシップの内1台は低価格に設定されており、これが今年の Compact だと思われます。
Xperia X の失敗から同画面サイズで微妙な性能差を持たせた端末をリリースするとは思えず、Xperia Z3 Compact や Xperia Z5 Compact の様にフラグシップと同等の性能を備えた Compact が戻ってくるのではないかと。
また、 Compact モデルは日本で人気がありますし、そう簡単に廃止になるとは思えません。
ただし、もう1つの可能性として Xperia Z Ultra のようなハイスペックで大画面なモデルもありえます。
しかし、Ultra を冠する端末は XA シリーズで出ているため、可能性はかなり低いと思います。
そう考えるとやはり Compact なのかなと。
”日本のキャリアが販売する前なのに次期製品の話をしてしまうと次にしようと思う人が出てしまうのではないか”なんて意見があるようですが。
そんなことを言っていたらいつまでたっても買えませんよね。
買いたい時が買い替え時。
それに見た限りでは Xperia XZ Premium を越える端末が今年出ることはなさそうですし、心置きなく Xperia XZ Premium を購入することができそうです。
ちなみに、引用元のページには資料の PDF のほかに音声も公開されています。
気になる方はチェックしてみてはいかがでしょう。
引用元:Sony IR Day 2017