先月末、MWC 2018 にてフラグシップ「Xperia XZ2」が発表されたわけですが。
1週間ほど経って発表時には報じられなかった情報や開発者インタビューなどが出てきています。
発表時はあまりに期待はずれで怒りと悲しみに飲み込まれ色々書きましたが、1週間経って心も落ち着いたので改めて Xperia XZ2 と向き合ってみようと思います。
デザインについて
丸くずんぐりむっくりになった Xperia XZ2。
今回のデザインは「アンビエントフローデザイン」というらしい。
好きかと聞かれればやはり好きではない。
ただ、自分の中でデザインが不買の原因になることはほぼない。
全然ベゼルレスでないが個人的にその点はどうでもいい。
むしろ周りがベゼルレスだからとそれに無理矢理合わせる必要は無いと思う。
どこかで「GALAXY を使いたくないけど GALAXY みたいなデザインの端末が欲しいからってそれを Xperia に求めるのはいかがなものか?」との意見を見た。
至極その通りだと思う。
またインタビューで
アンテナのパフォーマンスをもっとも高めることを考えているため、これは上下のベゼルの幅に影響が出ます。
また、左右のベゼルについても防水仕様をサポートするうえで必要なものがあり、こういったサイズにまとめられています。
と答えています。
ベルゼレスにすることで安定性が失われるのであれば、ベルゼレスである必要性は全くないと思う。
カメラについて
デュアルレンズカメラの搭載は誰もが心待ちにしていたと思います。
しかし、Xperia XZ2 にはそれがありませんでした。
自分はてっきりソニーモバイルはデュアルレンズカメラを搭載する気がないのだと思いました。
ソニーは主力商品にカメラがありますし、 Xperia の性能を高め過ぎてカメラが売れなくなったら困るから、あえて Xperia にデュアルレンズカメラを搭載しないのだと思っていました。
しかし、のちの情報で会場にデュアルレンズカメラモジュールのサンプルが展示されていたことを知りました。
つまり、次期フラグシップにはデュアルレンズカメラが搭載されるかもしれない。
そう考えると Xperia XZ2 は機能的改善も少なく魅力に欠けるなと思うわけです。
カメラの進化点として 4K HDR で動画が撮れるようになった点が挙げられますか・・・
正直ユーチューバーとかインスタグラマーとかでないと 4K で撮影する機会は少ないと思う。
撮影したところで 4K 対応機器がないと見れないし、そもそも Xperia XZ2 が 4K 対応のディスプレイじゃない。
確かにすごい技術なのだろうけど一般的な使い方だと恩恵は受けられないかなと。
指紋認証の位置について
これだけはどうしても譲れない。
やはり側面がいい。
インタビューでは
従来の側面に備えられた指紋センサーは、基本的に右手で持つことを想定していましたが、やはり、左右どちらの手でも操作しやすいことを考慮し、背面に移動しました。
また、デザインを一新する上で、本体の厚みや持ち心地、メタルのフレームを採用していることなどから、最終的に背面に移動する判断をしました。
と答えています。
確かに左利きの人からすると使いづらいかもしれない。
ただ、指は複数本登録することができるので左手の中指を登録しておけば左手で持った場合でも十分操作できると自分は思う。
背面の何が嫌なのかと言うと、手に持たないと指紋認証が使えないところ。
例えば机の上に置いたまま使いたい場合、側面だと右手の中指を登録しておくことでちょっと浮かすだけで指紋認証が使える。
しかし、背面だと一度手に持たなければいけない。
ずぼら体質な自分からすると正直面倒くさい。
それに机の上に置いた際、こすれて傷になり認証精度が落ちるのではないかという懸念もある。(Xperia XZ2 の形状だと特に)
インタビューでは
ただ、未来永劫、同じ場所に装備するという意味ではなく、指紋センサーの使われ方やユーザーのみなさんの反響を見ながら、考えていきたいと思います。
とも言っているので、次期フラグシップではぜひ側面に戻してもらいたい。
イヤホンジャック廃止について
個人的にこの点は今回の変更点の中で一番どうでもいいです。
すでにワイヤレスイヤホンを使用しており、イヤホンジャックを使用していないので。
それに、耳がすごくいいわけでもないですし、音質にものすごいこだわりがあるわけでもないので。
ワイヤレス、もしくは USB の技術が今より進化して扱える情報が増えれば、遅かれ早かれイヤホンジャックはなくなると思います。
それならば早い段階で切り捨てて、新しい技術に注力する方が得策だと個人的には思います。
といった感じでしょうか。
色々考えながら書きましたが、いまいち物欲に欠けるなと。
やはり今回は見送って次期フラグシップを待つことにします。