KDDI は、au のオンライン専用ブランド「povo(ポヴォ)」を発表しました。
また、データ通信が使い放題になる新料金プランとして「使い放題MAX 4G」「使い放題MAX 5G」を発表。
これらは、ドコモやソフトバンクに対抗した料金プランとなっています。
この他、UQmobile の新料金プラン「くりこしプラン」を発表。
povo
au のオンライン専用ブランドです。
月額は 2,480 円で大手 3 キャリアでは最安。
内容としては、
- 月間データ容量 20GB(超過後は最大 1Mbps で通信可能)
- 4G と 5G の両方に対応(5G は 2021 年夏以降)
- 手続きはオンラインのみ
- キャリアメールなし
- 既存割引の適用なし
といった点はドコモやソフトバンクと同じですが、「5 分以内の通話かけ放題」が月額 500 円(税抜)のオプションになっており、その分だけ基本料金が他社より安くなっています。
KDDI はこういったオプションを「追加トッピング」と表現し、ユーザーが飲食店でトッピングを選ぶように、自分に必要なサービスを自由に追加できるようにするとのこと。
第 1 弾としては上記の「5分以内通話かけ放題」の他、1 回 200 円(税抜)で 24 時間データ使い放題になる「データ使い放題 24時間」や、月額 1,500 円で通話がかけ放題になる「通話かけ放題」が追加トッピングとして用意されます。
この他、ソフトバンクと同様に eSIM にも対応予定だが、現時点では端末の販売は予定していないとのこと。
提供開始予定は 2021 年 3 月で、その他の詳細については決まり次第公表するとのことです。
使い放題MAX 4G、使い放題MAX 5G
au の新料金プランです。
4G と5G でプランが分かれていますが、どちらも月間データ容量無制限で月額 6,580 円(税抜)。
各種割引を適用すると 4,480 円(税抜)で利用可能。
また、月間のデータ使用量が 3GB 以下の月は自動で 1,500 円割引になるため、その場合は最安が 2,980 円(税抜)になります。
ただし、ソフトバンクと同様にテザリングやデータシェアで使う場合は月間 30GB に制限されるほか、大量のデータ通信を使用した場合や混雑する時間帯、動画の視聴時には速度制限が行われるとのこと。
くりこしプラン
UQmobile の新料金プランです。
「ひとりでもおトク」をコンセプトとしており、プランは月間データ容量 3GB で 1,480 円(税抜)の「くりこしプランS」、15GB で 2,480 円(税抜)の「くりこしプランM」、25GB で 3,480 円の「くりこしプランL」の 3 つで、複雑な割引条件はありません。
いずれも、余ったデータ容量を翌月まで繰り越せるのが特徴。
提供開始予定は 2 月 1 日からで、現在の「スマホプランS」「スマホプランR」は 1 月 31 日で新規受付終了。
UQmobile も今夏から 5G への対応を予定しており、5G の料金プランについては決まり次第発表するとのこと。
ようやく 3 社の料金プランが出揃いました。
同条件にすると結局 3 社横並びになるのは変わらないなと感じますが、5 分間通話無料がオプションになっている今回の povo には好印象です。
ただし、使い放題プランは「使い放題とは?」と思わせるような通信制限の条件が設けられており、やはり KDDI だなと感じさせますね。
UQmobile の新料金プランについては、5G になったらワイモバイルの 5G 対応新料金プランと横並びになるんじゃないかと思ったり。
あとはドコモやソフトバンクがこれにどう反応するか。
ahamo の提供開始までのんびり見守りたいと思います。
引用元1:20GBが月額2,480円、auのオンライン専用の新料金「povo (ポヴォ)」を提供 | 2021年 | KDDI株式会社
引用元2:au、データ使い放題の新料金プラン「使い放題MAX 5G」「使い放題MAX 4G」を提供 | 2021年 | KDDI株式会社
引用元3:UQ mobile、ひとりでもおトクな「くりこしプラン」を提供 | 2021年 | KDDI株式会社