今更知ったエクセルの真実。
Windows 版と Macintosh(Mac)版では日付計算に使用する基準に違いがあるらしい。
先日、知人から”メールで送られてきたエクセルのデータを新規作成したエクセルにコピペすると日付がズレる”との相談があった。
最初はエクセルに変な設定をしてしまっただけだろう思い、自分の環境で新規エクセルを作成しデータをコピペ。
すると友人が言う様に日付が過去にさかのぼってしまう。
これはおかしい。
元のエクセルを見てみるもセルに関数などは仕掛けられておらず、ただ日付が入力されているだけ。
調べてみたところ意外にあっさりと答えが見つかった。
なんと日付計算をする際に、Windwos 版は 1900 年 1 月 1 日を基準とするのに対し Mac 版は 1904 年 1 月 1 日を基準とするそうな。
⇒ Excel の 1900 年を基準とした日付方式と 1904 年を基準とした日付方式の違いについて
ズレた日付を確認したところ、確かに4年のズレがある。
正確には4年と1日。
1904 年は閏年のためその影響で1日余分にズレます。
上記に記載したサポートページでは、対象製品が Excel 2007 までしか記載されていませんが Excel 2010 でも同様でした。
Excel 2013 と Office 365 の Excel は持っていないため、どうなっているか不明です。
最近は iOS 版や Android 版もあるので統一されたのかな?
という事で、送られてきたエクセルがMac版で作成されていた可能性がある事を知人に説明し一件落着。
設定で基準を 1904 年にすることもできるので、詳しくはサポートページを見てみてください。
⇒ Excel の 1900 年を基準とした日付方式と 1904 年を基準とした日付方式の違いについて