OS X 10.11 にアップデートした時から SMB 接続で Windows のファイルサーバに繋ぐことができなくなりました。
まぁアップデートで直るだろうと放置しておいたのですが、記事作成時点最新の10.11.4 でも現象は改善せず。
仕方がないので調べてみたところ、どうやらフォルダ名に濁点や半濁点を含むひらがなやカタカナを使用していると発生するらしい。
⇒ El CapitanからのSMB接続で、濁点・半濁点のあるフォルダが開けない
これは Unicode の正規化で Windows や Linux が濁点や半濁点を含む文字でも1文字として扱う NFC という形式を使用しているのに対して、Mac OS X では濁点や半濁点を本体とは分離して扱う NFD という形式を使用しており、その差異によるバグではないかと見られています。
また、SMB 接続の役割を担うプログラムが 10.10 ではバージョンが 3.0.2 なのに対して 10.11 では 3.0.0 とダウングレードしており、これにより 10.10 までは NFC と NFD の差異を処理できていたが 10.11 では処理できなくなったのではないかとも考えられています。
そのため、Windows に限らず Linux のファイルサーバに対しても SMB で繋ぐと同様の現象が発生するらしい。
ただし、AFP 接続ならこの現象は発生しないらしく Linux の場合は AFP 接続で本現象を回避できるそうな。
しかし、Windows は AFP 接続できないためターミナルから手動でマウントすることで対策できるそうな。
自分の環境ではフォルダの共有名が「共有フォルダ」になっているため、ファイルサーバに繋ぐことすらできない状況(サーバに繋がってはいるけどフォルダが開けないから繋がっていないように見える)になっているらしい。
ということで、早速フォルダ名を「share」に変更してみたところ繋がるようになりました。
しかし、やはり濁点や半濁点を含むひらがなやカタカナを使用しているフォルダは開けません。
前回の突然ネットワークアダプタが認識されなくなった問題もそうですし、iOS での不具合もそうですし、最近の Apple さんはいかがなさっちゃったんでしょうかね・・・
この現象を早く修正してほしいです。