Nikon D5300を1年使ってみた感想

コンパクトデジカメやスマホのカメラとは世界が違う

当たり前ですが全然違います。

フォーカスの当たったところのシャープさとか、ピント外した所のボケみとか。

標準設定でも初心者な自分にとっては十分すぎるくらいきれいな写真が撮れました。

しかし、絞りや IOS を細かくいじれるのが一眼レフの醍醐味。

ただ、結構設定が複雑で使い始めは全然わかりません。

これは慣れるしかないです。

三脚など、最低限のアイテムは必要

一眼レフさえあれば何でも撮れるなんて甘い考えでいたんですが・・・

花火を撮影して悲惨なことに。

花火に限らず、動く物や暗いところで手ぶれなくきれいに撮りたければ三脚は必須です。

ちなみに自分は投げ売りされていた貧弱なアルミ製の安物を買いました。

SD カードは良いものを

使い始めて一番実感したのが SD カードの重要性。

手元にあった 64GB の maicroSD カードを使用していたんですが、連写が使い物にならない。

RAW データも保存してるので尚更なんですが・・・

ボタンを押しっぱなしの状態で 3 枚ぐらい撮るとバッファがいっぱいになり、そこから 10 秒ぐらい動かない。

動いたかと思えば 1 枚撮るとまた 10 秒くらい動かず、といった状態が続く。

Class10 を使っていたのでまさか microSD のせいだとは思いもせず。

「エントリーモデルの一眼レフって以外にショボいんだな・・・」

なんて若干落胆したんですが、ちゃんと調べたら自分が使っていた microSD カードは書き込み速度が最大 30MB/s 程度で、連写するには遅すぎることが判明。

連写をしたければ少なくとも 60MB/s 以上必要だそうな。

で、SD カードを調べていたら UHS-I という新しい規格がある事を知りました。

いつの間にか ”Class10 であれば高速” という時代は終わっていたのでした。

そこで Amazon で慌てて SD カードを購入。

色々調べていたら、microSD カードを変換アダプターで SD カードサイズにして使用するのは好ましくないとの意見が。

そういえば、家にある microSD カードを使っていたら突然認識しなくなった(挿し直したら直ったけどその後も数回発生した)ことがあったなと思い出し、初めはスマホでも使えるように microSD カードを買おうかと思ったんですが、大人しく SD カードを購入。

届いて早速使ってみると、驚くほどに動作が違う。

前は 3 枚で打ち止めでしたが、10 枚くらいまで連写できる。

しかも、そのあとも止まるのではなくワンテンポ間が空くもののボタンを押し続けて撮影が可能。

連写を有効的に使うには SD カードをケチってはいけません。

初心者に RAW データは必要ない

カメラを買ったばかりの頃、少しでもきれいに撮れるようになりたくて色々なカメラ関連の記事を読み漁りました。

そんな中で「RAW データがあれば後から補正が可能」という内容の記事を見て、すぐに RAW データも保存する設定に変更。

しかし・・・

RAW データをいじってみようと思ったものの、Photoshop でも Nikon 純正ソフトでも使い方がいまいちよくわからない。

また、白飛びでも直せると勘違いしており、直せないと知ってガッカリ。
※軽い白飛びならそこそこ補正できるようですが酷い白飛びはどんなに頑張っても直せません

RAW データも保存するとものすごく容量を喰う上に、書込みスピードも低下するため連写速度へもろに影響が出ます。

RAW がいじれる人であったり、他の人に RAW を渡す必要がある人なんかでない限り RAW は不要だと思います。

最初のころ、自分も RAW を保存するようにしていましたが、今は保存しないようにしました。

そうしたことで、10 枚ぐらいだった連写が 25 枚ぐらいまでいけるようになりました。