CentOS 8のvsftpdに/sbin/nologinのユーザーでログインができない

去年末に CentOS の最新版「CentOS 8」がリリースされたわけですが。

php も 7.4 へ上げようかなと思っているので、このタイミングで CentOS 7 から CentOS 8 へ乗り換えることに。

さっそく CentOS 8 の環境を準備しもろもろの設定を開始。

いつものようにデフォルトシェルに「/sbin/nologin」を指定した FTP 用のユーザーを作成。

すると FTP に接続した際に

530 Login incorrect.

と表示されログインができず。

調べてみたところ、setup-2.8.71-10.el7.noarch 以降は /etc/shells 内に /sbin/nologin が記述されていないため、FTP にログインしようとした際に拒否されるとのこと。

確認してみると、確かに /etc/shells の中に /sbin/nologin がありませんでした。

なので /etc/shells の中に /sbin/nologin を追記。


何かしら意味があって /etc/shells の中から /sbin/nologin が無くなったと思うので、追記するのはいかがなのかというモヤモヤ感がありますが、他に解決方法もなさそうなのでこれで解決とします。

■追記

どうやら「CVE-2018-1113」対策として /etc/shells の中から /sbin/nologin が無くなったようです。

/sbin/nologin を指定しているユーザーでも、特定の状況下でシステムにアクセスできてしまうそうな。

そのため、やはりセキュリティ的には /sbin/nologin を追記するのはあまり良くないようです。

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